カラムコンディショニングの軽減による、結果の信頼性の向上

オリゴヌクレオチド分析には、非特異吸着（NSA）に関連する多くの固有の課題があります。これは、オリゴヌクレオチドがステンレス製カラム管の表面に反応する可能性があるためです。MaxPeak High Performance Surface（HPS）を採用した ACQUITY Premier オリゴヌクレオチドカラムでは、これらの相互作用が低減され、これにより多大な時間が必要なカラムのコンディショニング（不働態化などの工程）が削減され、より迅速に結果を得ることができます。さらに、金属との相互作用が減少することで、再現性が向上し、分析結果の信頼性が向上します。これらの MaxPeak Premier カラムにより、金属との相互作用により NSA が発生しやすいオリゴヌクレオチドの感度が向上し、検出限界の低減とデータ品質の改善が図れます。

合成オリゴヌクレオチド混合物に対する卓越した分離性能

合成オリゴヌクレオチドおよび約 12,000残基 以下の DNA/RNA のクロマトグラフィーは、サイズのわずかな違い（電荷）に基づき、逆相またはイオン交換のグラジエント分析により分離されます。ACQUITY UPLC オリゴヌクレオチド C18 1.7 μm カラム（ACQUITY UPLC システム用）および XBridge オリゴヌクレオチド C18 2.5 μm カラムは、イオンペア逆相クロマトグラフィーを用いた脱トリチル化オリゴヌクレオチドの分析に適しています。

優れたカラム寿命

BEH テクノロジーパーティクルを充塡したオリゴヌクレオチドカラムは、優れた分離性能を維持しつつ、厳しい分離条件下でも際立ったカラム寿命を示します。

分析からラボスケール分取まで拡張性のあるカラム製品

1.7 μm UPLC パーティクルまたは 2.5 μm HPLC/UHPLC パーティクル、そして様々なサイズのカラムを使用できることにより、さまざまなラボスケールの分離や分析のニーズに柔軟に対応し、卓越したサンプル分離能と優れたカラム寿命をお届けします。

関連する標準試料を使用したオリゴヌクレオチドの評価

同梱の MassPREP オリゴヌクレオチド標準試料はHPLC/UPLC 分離の評価や、合成オリゴヌクレオチド分析のためのカラム性能評価に利用できます。

詳しくは、こちらをご覧ください。

固相抽出によるオリゴヌクレオチドの脱塩

合成オリゴヌクレオチドの脱塩は MS 分析（QC、遺伝子型決定アプリケーション、SNP 分析）にとって不可欠です。Oasis μElution プレートでは、特許取得済みのプレート設計、実績のある Oasis ケミストリー、包括的なプロトコルが組み合わせられており、最小で 25 μL での溶出が可能です。SPE により少量サンプルのクリーンアップおよび濃縮が可能です。親水性・親油性基を併せ持つ Oasis HLB サンプル抽出製品には特許取得済みのポリマーが含まれており、親油性ジビニルベンゼンおよび親水性 N-ビニルピロリドンの 2 つのモノマーがバランスの取れた比率で調合されています。