BioSuite™ カラムはタンパク質の分離、ラボスケール分取、分析用の最新HPLCカラムです。シリカおよびポリマーベース、イオン交換、サイズ排除、疎水性相互作用、逆相をラインアップしています。
BioSuite カラムファミリー:
BioSuite™ ペプチド分析カラムは、単純な消化物から複雑なものまでペプチドマッピングに最適な逆相カラムです。2種類のタイプがあります。:
チトクロームCトリプシン消化物マップQC試験
BioSuite™ SP NP, SP-PEEK , SPカチオン交換(CXC)充てん剤はpH安定性が高いメタクリル酸エステルのポリマー樹脂に強イオン交換体のスルホプロピル基を結合しています。:
BioSuite SP-PEEKカラムによるアンジオテンシン類の分離
BioSuite™ イオン交換カラムにはカチオン交換(CXC)およびアニオン交換(AXC)があり、それぞれに強イオンタイプと弱イオンタイプがあります。結合相はpH安定性の高いメタクリル酸エステルのポリマー樹脂です。:
イオンクロマトグラフィの選択性の比較
BioSuite CM(弱カチオン交換) vs. SP(強カチオン交換)
イオンクロマトグラフィの分離の比較
BioSuite SP CXCカラム ノンポーラス(NP) vs. ポーラス
BioSuite™ 超高分離カラム(UHR)、高分離カラム(HR)、スタンダードSECカラムは、pH2.5~7.5で安定な堅牢で水浸潤性の高いシリカベースの充てん剤を充てんしたサイズ排除クロマトグラフィ用カラムです。BioSuite SEC充てん剤の排除限界は、シリカの粒子径とポアサイズによって決まります。
サイズ排除充てん剤の粒子径とカラム長さは分離効率を決定する重要なパラメータです。:
超高分離能 | 高分離能 | 標準分離能 |
BioSuite 4 µm UHR カラム | BioSuite HR カラム | BioSuite スタンダード SEC カラム |
分析カラム(内径4.6mmまたは7.8mm)や分取カラム(内径21.5mm)のカラム寿命を長くするため、BioSuiteガードカラムのご使用をお勧めします。
BioSuite 250, 5µm HR SECカラムを用いたBSA凝集物のLC/MS分析
BioSuite 250, 5µm HR SECカラムを用いたタンパク質スタンダードLC/MS分析(LC/MS条件は同上)
逆相クロマトグラフィ(RPC)は、タンパク質、ペプチド、その他生体分子の分離に広く使用されています。ウォーターズのペプチド分析カラムSymmetry300™、XBridge™シリーズは多くのアプリケーションで生体成分の単離、分析に使用されています。しかし、アプリケーションによってはポアサイズが大きく化学的安定性の高いBioSuite pC18およびpPhenylカラムの方がより適していることがあります。
BioSuite RPCカラム充てん剤は、pH安定性の高いメタクリル酸エステルのポリマー樹脂にC18 (pC18)やPhenyl(pPhenyl)を結合しています。:
ポリマーベース充てん剤BioSuite pC18 RPカラムによる高pHでの逆相クロマトグラフィ
BioSuite pC18 pPhenyl RPカラムによる疎水性タンパク質の分離
タンパク質やペプチドが持つ疎水性を利用したクロマトグラフィ分離は非常に有効な方法です。しかし、タンパク質によっては逆相クロマトグラフィ(RPC)で有機溶媒の濃度が高くなると変性を起こすものがあります。
BioSuite Phenyl HIC カラムはRPCに代わる有効な分離方法です。BioSuite Phenyl 1000Å 10µm HICカラムはメタクリル酸エステルのポリマー樹脂にPhenyl基を結合しています。:
疎水性相互作用クロマトグラフィ BioSuite Phenyl HICカラム逆相クロマトグラフィに代わる優れた分離方法