ビギナーズガイド コンバージェンスクロマトグラフィー 6

結論

コンバージェンスクロマトグラフィーは従来の液体クロマトグラフィーやガスクロマトグラフィーを置き換える分析法ではなく、現在用いられている分析法を補完する技術です。

CO2を主溶媒に用いる分離技術として改善されたACQUITY UPC2システムは堅牢性および再現性が高まり、他の分離技術と同じように日常的に使用できるようになりました。

CCでは順相LCと同じ溶離範囲を利用します。しかしCCの柔軟性により、C18などの逆相カラムも一部使用可能であり、親油性の高い化合物の分析では逆相LCと同様の保持特性が得られます。このような幅広い選択性はCCの明らかなメリットです。

逆相LCとCCは全化合物中80~85%を両分析手法で分析できます。これに加え、CCでは現在の順相LCで分析できるありとあらゆる化合物の分析も可能です。CCではキラル化合物、ジアステレオマーを分析できます。基本的に、有機溶媒に溶解する化合物であればCCで分析できる可能性があります。順相LCとは異なり、CCはグラジエントの使用が可能であり、紫外(UV)検出器、フォトダイオードアレイ(PDA)検出器、エバポレイト光散乱(ELS)検出器、さらに現在広く使用されているさまざまな質量分析計にも対応しています。

CCの主な移動相はカーボンニュートラルなCO2であるため、順相LCの移動相で必要な有害溶媒を使用する必要がありません。また、順相LCで見られる固定相による水の吸着が原因の結果のばらつきがCCでは見られません。

さらに、CO2は非極性のヘキサンやヘプタンから極性のメタノールや水を含むアルコール溶液までさまざまな溶媒に溶解し、サンプル調製ステップなしで直接注入できるさまざまなサンプル希釈液と併用できるため、CCによりラボ業務は飛躍的に効率化されます。

コンバージェンスクロマトグラフィーは、さまざまな分離課題に対する答えであり、多種多様なアプリケーションに対するソリューションです。

コンバージェンスクロマトグラフィーとACQUITY UPC2システムの詳細については、www.waters.com/UPC2をご覧ください。

 

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