直感的な操作

ACQUITY QDa は、光学検出器と同等の直感的操作が可能です。　あらゆる分析を処理できる堅牢性を備え、お使いのクロマトグラフィーと接続させる場合にも、あらかじめ最適化されているため従来の質量分析計では通常必要とされるサンプル毎の調整や、ユーザーによる調整が不要です。初めて使用する分析技術者でも特別なトレーニングや経験は不要で、最高品質のマススペクトルデータをルーチンで継続的に生成できるので、分析専門のラボに分析を依頼して結果が届くのを待つ必要がありません。

あらゆるサンプルからより多くの情報を取得

ACQUITY QDa 検出器の使用により、質量検出による信頼性が向上し、予期しない共溶出のリスクを最小限に抑え、微量成分を確実に確認することができます。分析の質が高まり、生産性も向上するため、追加試験や別の技術を用いて時間のかかる分析を行う必要はありません。

光学検出と併用することで相乗効果が得られ、サンプルの成分を検出できないというリスクを大幅に低減します。

容易なシステム接続

ACQUITY QDa 検出器は、ウォーターズのACQUITY UPLC、ACQUITY UPC²、Alliance HPLC、分取精製 LC および SFC などあらゆるシステムとの互換性があります。ACQUITY QDa 検出器は、現在お使いのウォーターズの光学検出器（ACQUITY UPLC PDA、TUV、FLR、ACQUITY UPC² PDA など）を補完する検出器です。

マススペクトル情報は従来と同じワークフローにシームレスに統合できるため、分離分析に関するより完全な特性評価をルーチンワークの範囲で行うことができます。

複雑なデータであっても、迅速かつシンプルに、処理、解析、視覚化、比較を行い、意味のある情報を生成します。ACQUITY QDa 検出器は、業界をリードするクロマトグラフィーデータソフトウェアであるウォーターズのEmpowerソフトウェアと完全に互換性があります。

光学検出器およびMS検出器のデータ処理ワークフローを統合することにより、マススペクトルデータを PDA データと同一方法で解析できます。ACQUITY QDa 検出器は、MassLynxソフトウェア、そのパッケージソフトであるデータ解析用アプリケーションマネージャにも完全に対応しています。

効率の向上

お使いのLCと接続が可能で、既存の装置の上に設置することも可能な、他にはない質量検出器です。従来の質量分析計に比べ、ベンチトップで使用する場合も床に置く場合も場所を取らず消費電力も少ないため、定期的なワークフローの一部として既存のラボ内に簡単に配置できます。日常的な保守点検が最低限で済むため、稼動時間を最大化することができます。

複雑さの解消

医療分野における進歩、環境の保護、食物や飲料水の安全性の確保、新しい材料の開発。ACQUITY QDa 検出器を使用することで、どのような目的の分析であっても、現在の分析システムおよび分取精製システムの能力が大幅に向上します。信頼性が高く、さまざまな目的で質量検出を行う場合に、最もシンプルな手段です。