用語集

アイソクラティック
分離の間、移動相組成が一定に保たれているクロマトグラフィー。
アクティブスプリッター
ユーザーがプログラムした規定のスプリット比で分取流をサンプリングすることにより質量検出器シグナルを管理するのに使用されるデバイス。得られたサンプルは、メイクアップ溶媒によって希釈され、検出器まで運ばれます。
イオン化
分子が電子を得たり失ったりして電荷を獲得するプロセス。
イオン交換クロマトグラフィー
表面に荷電官能基が結合したカラムを用いる化合物の分離。
移動相
カラムから化合物を溶出するのに使用される溶媒。
移動相モディファイヤー
分離向上のためにクロマトグラフィー溶媒に混ぜられる添加剤。
液相ペプチド合成
溶液中で有機合成反応によりペプチドが形成されるプロセス。短いペプチドセグメントを縮合して長いペプチド配列を形成することもできます。
エレクトロスプレー
フラグメンテーションをほとんど引き起こさず、極性化合物や生体分子を分析するのに有用な大気圧イオン化法。
傾き
グラジエント分離におけるカラム容量あたりの有機溶媒組成変化速度。
荷電状態
質量分析計は、z が荷電状態と定義される質量電荷比 (m/z) に基づいて動作します。同位体間の理論的質量差である1Daを分子の同位体間の実際の質量差で割って算出します。

一価 m/z=(M+H)/1
二価 m/z=(M+H)/2
n価 m/z=(M+nH)/n
電荷がnのイオンの同位体ピークは1/nDaだけ離れています(例えば、二価イオンの同位体ピークは0.5Da離れています)。多価イオンにより質量分析計の質量範囲が拡大します。
カラム容量
カラム本体内の容量。
逆相クロマトグラフィー
移動相の極性が充塡剤よりも高い分離法の1種。化合物は非極性固定相とのそれぞれの相互作用に基づいて分離されます。
固相ペプチド合成
最初のC末端アミノ酸が固相担体に結合した成長鎖にアミノ酸を順番に付加することでペプチドを構築するプロセス。
コンティナムデータ
マススペクトルに存在するすべてのシグナルの分布の完全プロファイル。
サイズ排除クロマトグラフィー
溶液中のサイズに基づく化合物の分離。
システム容量
デュエルボリュームおよびディレイボリュームと同じ。
重量キャパシティ
重量負荷量。カラムの容量と正比例します。
シラノール
サンプルと相互作用できる状態になっているシリカ基材のカラム充塡剤上に位置する化学基。
スケーリング
小カラムから大カラムまたは大カラムから小カラムへと移行する際に分離を維持すること。
スプリット比
質量検出を組み合わせた精製において、サンプル流から連続的に「取り出され」、希釈されてから検出器へと移動される材料の量。
セグメントグラジエント
緩いフォーカスグラジエントの部分の前後で傾きを維持することで分離におけるこれらの部分のクロマトグラフィープロファイルを保つ分離法。
切断
固相ペプチド合成の樹脂からペプチドを切り離すこと。
セントロイドデータ
マススペクトルにおいてコンティナムデータをイオンの各分布の単一の中心データポイントで表示するように処理したもので、マススペクトルでは棒で表現されます。
側鎖保護基
アミノ酸側鎖に結合させた有機分子で、その側鎖がペプチド合成中に他の分子と反応しないように保護します。
疎水性
水に溶解しない、水と混合しない、または水で湿潤しない性質。
脱パイロジェン
最終ペプチド産物に混入し、アレルギー様反応を引き起こす可能性のある化合物(多糖類など)を除去するために1M水酸化ナトリウムを用いるカラム洗浄手順。
脱保護
アミノ酸側鎖保護基の除去。また、固相ペプチド合成におけるN末端ペプチド保護基の除去も指します。
ディレイボリューム
クロマトグラフィーシステム内のグラジエント混合の位置からカラムヘッドまでの容量。
デュエルボリューム
システム容量と同じ。
パッシブスプリッター
規定のスプリット比で分取流を連続サンプリングするのに使用される装置。質量に基づく精製において検出器シグナルを管理します。
発色団
特定の周波数の光を吸収する分子群。
フォーカスグラジエント
溶媒強度をサンプルのロードで使用する低濃度から産物ピークの予測溶出点の約5%下まで急激に上昇させることにより産物のみをターゲットとするグラジエント。ペプチドの場合、グラジエントの緩いセグメントはカラム容量あたり約0.25~0.33%の変化で実行するのが最適です。ペプチド産物が溶出されたら、カラムを高濃度の有機溶媒で洗浄し、最初の条件で再平衡化します。
負荷量
特定のサイズのカラムにアプライ(負荷)することのできる化合物量。
分離能
2つのピークの間の距離に対するこれらのピークの幅。
平均質量
イオンまたは分子の同位体組成に関して重み付けされた質量34
メイクアップ溶媒
質量に基づく精製システムにおいて検出器に向かう分取流から分割されたサンプルを希釈して運ぶために使用される溶媒。
モノアイソトピック質量
分子に含まれる各元素の最も存在量の多い同位体を用いて算出される質量。
緩いグラジエント
カラム容量あたりの有機溶媒濃度の変化速度が遅い分離法。
リニアグラジエント
規定の期間にわたり移動相組成を変化させる分離法。
At-Column-Dilution
カラムヘッドにおいてサンプルを強溶媒で希釈することにより質量容量を増加し、分離能を向上し、カラム寿命を延ばし、LCシステムの堅牢性を高める特許取得済みの注入方法。
HPLCインデックス
Browne、BennetおよびSolomon16が報告したもので、TFA:水:アセトニトリルのバッファー系を用いてC18 µBondapakカラムからペプチドを溶出するのに必要なアセトニトリルの割合を予測します。

 

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