Peltier+ コネクテッドデバイス
プレートベースのワークフロー向けのプログラム可能な加熱・冷却機能
ベンチでの手動プロトコル実行、Pipette+ スタンドによるガイド付き実行、OneLab ソフトウェア上での Andrew+ システムによる自動化のいずれの場合でも、ワークフロー全体を通じてサンプルおよび試薬に対し、信頼性の高い温度制御を提供します。
- コネクテッドコントロールおよびコンプライアンス対応のトレーサビリティー:Wi-Fi またはギガバイト Ethernet 経由で OneLab ソフトウェアと完全に統合され、安全なデータ取得、オーディットトレイル、および規制要件への対応を実現します。
- 手手動から始め、後から自動化へ拡張:手動バリデーションから自動化へ移行する際も、ワークフローを再設計することなく、OneLab ソフトウェア上で同一のワークフローロジックを維持できます。
- 0 ~ 99 ℃ のアクティブ温度制御:温度に敏感なステップにおいて、0 ℃ までの急速冷却および 99 ℃ までの急速加熱が可能です。
- 高速ランプ性能:最大 14 ℃/分の加熱および 9 ℃/分の冷却。
- 熱伝達性能を最適化する 2 つのモデル:使用するプレートの種類やワークフローに最適化されたモデルを選択できます。
仕様
概要
OneLab ソフトウェアコネクテッドエコシステム内のアクティブ温度制御
Peltier+ は、OneLab ソフトウェアと互換性を持つコネクテッドデバイスファミリーであり、サンプルおよび試薬の加熱・冷却を行います。OneLab ソフトウェアにより、リモートセットアップおよびリアルタイム温度トラッキングが可能となり、エラーの低減と再現性の向上を実現します。OneLab ソフトウェアでは、Peltier+ が「加熱/冷却」ステップに統合され、温度制御がワークフロー文書化の一部となります。
使用するラボウェアに最適化されたモデルを選択
Peltier+ には、一般的なプレート形式に対応する 2 種類のデバイスバリアントが用意されています。
- 96‑PCR Peltier+ — スカート付き、セミスカート付き、およびスカートなしの 96-PCR プレートに最適化されています。
- Microplate Peltier+ — プレートベースアッセイで一般的に使用される平底マイクロプレートに最適化されています。
自動化向けに設計されていながら、手動実行にも対応
温度制御ステップは、一貫性のあるワークフローに不可欠です。 Peltier+ は、手動によるメソッドバリデーションにおいて信頼性の高い温度制御を提供し、 OneLab ソフトウェア ワークフローにシームレスに統合されることで、一度設計したワークフローを再設計することなく、Andrew+ システム デバイスへとスケールアップできます。
Peltier+ は、Pipette+ スタンドおよび Andrew+ システムと組み合わせることで、強力かつ標準化されたベンチワークフローの一部となります。温度制御は、ガイド付きピペッティングおよび実行に使用されるのと同一の OneLab ソフトウェアメソッド内で、文書化されたステップとして記録されます。Peltier+ は、手動で Pipette+ スタンドを使用する場合でも、Andrew+ システムと直接統合する場合でも、ベンチトップ実行から完全なウォークアウェイワークフローに至るまで、段階的な自動化をサポートします。
アプリケーション
- 遊離 N 型糖鎖解析:サンプル前処理に必要な温度シフトを自動化します。
- アミノ酸誘導体化:定量的な化学標識に必要な持続加熱をサポートします。
- タンパク質自動消化:酵素を最適温度(多くの場合 37 ℃)に維持し、一貫したタンパク質分解を実現します。
- ELISA:安定した加熱により、一貫した抗体-抗原結合を実現します。
- エンドトキシン検査:高感度 LAL アッセイにおける熱安定性を確保します。
- 細胞ベースのアッセイ:ロボットピペッティング中の細胞および試薬を安定化します。
- 抽出前後の冷却:処理前後におけるサンプルの完全性を維持します。
- 試薬の安定化:長時間の自動化プロセスにおいて蒸発を防ぎ、酵素活性を維持します。
リソース
サポート
よくある質問
Peltier+ の主なメリットは?
- 精密なアクティブ温度制御 — 1 台のデバイスで加熱(最大 99 ℃)および冷却(最低 0 ℃)に対応し、最大 14 ℃/分(加熱)、9 ℃/分(冷却)のランプ速度を実現します。アイスバケツ、外部冷却装置、手動モニタリングは不要です。
- コネクテッドトレーサビリティー — すべての設定温度、保持時間、および温度遷移は OneLab ソフトウェアに自動記録され、手書きログを不要にするとともに、GLP/GMP 監査対応ドキュメントをサポートします。
- 再現性 — OneLab は、インテリジェントな予熱・予冷機能を含め、プロトコル内の正確なタイミングで温度制御を実行し、ユーザー、実行、および施設間におけるオペレーター由来のばらつきを低減します。
- シームレスな拡張性 — 手動実行、Pipette+、Andrew+ システムのいずれの場合でも、同一の OneLab プロトコルを使用できます。一度設計すれば、再バリデーションなしで自動化へスケールアップできます。
Peltier+ に最適なラボシナリオは?
- コンプライアンス重視のワークフロー — 温度操作が記録されないヒートブロックを、すべての温度アクションを自動記録するコネクテッドデバイスに置き換えることで、QA 担当者や監査担当者に必要なデジタル記録を提供します。
- 多段階かつ温度管理が重要なプロトコル — N 型糖鎖遊離、タンパク質消化、ELISA など、精密な温度変更を必要とするワークフローを、インテリジェントな事前温調機能を備えたソフトウェア制御下で管理できます。
- 手動から自動化への移行 — まず Peltier+ を使用してベンチ上でメソッドをバリデーションし、その後、同一プロトコルを Andrew+ による自動化ワークフローへ移行できます。再バリデーションは不要です。
トレーサビリティー、コンプライアンス、統合のメリットは?
トレーサビリティーおよびコンプライアンス
すべての設定温度、実測温度、保持時間、およびランプイベントが自動的に記録され、手動入力は不要です。
デジタルプロトコルにより、紙ベースの記録を監査対応可能な電子ワークフローへ置き換えることができます。
GxP、GLP/GMP、21 CFR Part 11 の要件に対応しています。
温度データは、ピペッティングデータ(Pipette+/Andrew+)とともに、単一の統合デジタル記録として取得されます。
ソフトウェア統合
- OneLab + Empower — サンプル前処理(温度ステップを含む)を、GxP 準拠のオーディットトレイルとともにクロマトグラフィーワークフローへ連携します。
- OneLab + MassLynx — サンプルリストをエクスポートし、温度制御下での前処理から LC-MS 分析を開始します。
- OneLab + waters_connect — 前処理から分析結果までを、単一のトレーサブルなワークフローとしてシームレスに統合します。
Peltier+ に最適なアプリケーションは?
Peltier+ は、以下を含む、精密な温度制御と文書化を必要とするプレートベースワークフローをサポートします。
- PCR/RT-qPCR プレートセットアップ(試薬を 4 ℃ で保持)
- オリゴヌクレオチドマッピング
- 遊離 N 型糖鎖解析
- アミノ酸誘導体化
- タンパク質消化(37 ℃ で保持)
- ELISA インキュベーション
- エンドトキシン検査(LAL アッセイ)
- 細胞ベースアッセイ
- 抽出前後の冷却
- 試薬の安定化
Peltier+ はネットワークにどのように接続しますか?
Peltier+ は、Wi-Fi(2.4/5 GHz デュアルバンド)またはギガバイト Ethernet 経由で OneLab ソフトウェアに接続します。同一ネットワーク上のブラウザー対応デバイスから、温度設定、ステータスのモニター、およびログ確認を実行できます。専用ソフトウェアのインストールは不要です。