Oasis サンプル前処理製品は、非常に高い純度、一貫性、そして品質の分析を実現します。多種類の充塡剤および様々なフォーマットにより、Oasis 製品は、シンプルで高速なサンプルマトリックスのクリーンアップから、より複雑なサンプル前処理における課題まで、多種多様なサンプル前処理ニーズに対応します。独自の Oasis ポリマーは、充塡剤が乾燥した場合にも、保持能とキャパシティが低下しません。Oasis 製品では以下のメリットが得られます:
Oasis 充塡剤は、7 つの異なる固相抽出 (SPE) ケミストリーでご利用いただけ、前処理メソッドの開発に幅広い選択肢を提供します。
Oasis PRiME HLB は、独自の親水性・親油性バランスを有する、汎用の高親水性逆相水湿潤性ポリマーです。Oasis PRiME HLB 充塡剤は、シンプルなプロトコールと、充塡剤のコンディショニングおよび平衡化ステップの省略によって、より少ない工程でよりクリーンなサンプルを提供しながら、Oasis HLB 特有の水湿潤性と保持特性のメリットを利用して固相抽出 (SPE) を簡略化するように設計されています。 Oasis PRiME HLB は、すべての化合物群への使用に適しています。
新製品 Oasis PRiME MCX は、Oasis PRiME HLB の簡便性と精製能を、陽イオン交換により塩基性化合物を特異性に選択することで、ターゲットサンプルのクリーンアップに最適なソリューションを提供します。
Oasis HLB は、親水性と親油性の独自のバランスを持つ、親水性で湿潤性のある汎用性の高いポリマーです。Oasis HLB は、コンディショニング後に乾燥しても高い保持能とキャパシティを維持します。この逆相固相は、酸性、塩基性、および中性の分析種に理想的です。
Oasis MCX は、湿潤性のあるミックスモードの逆相-強陽イオン交換ポリマーです。Oasis MCX は塩基性化合物に対する選択性があり、有機溶媒中で安定です。
Oasis MAX は、湿潤性のあるミックスモードの逆相-強陰イオン交換ポリマーです。Oasis MAX は酸性化合物に対する選択性があり、有機溶媒中で安定です。
Oasis WCX は、湿潤性のあるミックスモードの逆相-弱陽イオン交換ポリマーです。Oasis WCX は、強塩基性化合物の保持と脱離に使用され、有機溶媒中で安定です。
Oasis WAX は、湿潤性のあるミックスモードの逆相-弱陰イオン交換ポリマーです。Oasis WAX は、強酸性化合物の保持と脱離に使用され、有機溶媒中で安定です。
サンプル前処理は多くの場合、クロマトグラフィーや質量分析における様々な課題解決のために求められます。 固相抽出 (SPE) は、専門用語では「液-固相抽出」とも呼ばれ、クロマトグラフィー充塡剤の粒子を使用するサンプル前処理技術です。異なる分析種を化学的に分離し、サンプル中のマトリックス成分の除去を円滑化するために、通常カートリッジまたは 96 ウェルプレートのフォーマットで行われます。 固相抽出を使用する大きなメリットには、以下が挙げられます。
SPEは、タンパク質、塩、脂肪およびリン脂質などの一般的なサンプルマトリックスを簡単に除去できる、実証済みのサンプル前処理ツールです。これにより、マトリックス効果の低減など、サンプル濃縮および分析種の特異性向上など多くのメリットがもたらされます。クリーンなが得られることにより、妨害ピークおよびシグナル抑制が低減することにより、得られるクロマトグラフの複雑性もまた大幅に改善します。
Oasis PRiME MCX従来のミックスモード SPE プロトコールは、6 ステップが必要であるにも関わらず、リン脂質などのマトリックスが除去されない場合があります。Oasis PRiME MCX は、Oasis MCX 技術に基づいた高効率な直交する(逆相およびイオン交換)固相抽出製品です。サンプルのクリーンアップを、シンプルで高速な 3~4 ステップのプロトコールにより達成し、複雑なサンプルマトリックスから最大 99% のリン脂質を除去しつつ、高い再現性と回収率を実現することができます。Oasis PRiME MCX は、評価基準として分析種の回収率およびリン脂質除去能を使用した、性能の QC 試験が実施されています。加えて、カートリッジおよびプレートは、ウェルとデバイス間の流量再現性を高めるために最適化できるように設計されており、サンプル処理時間の予測が立てやすくなります。 |
Oasis PRiME MCX のメリットより簡単に: 複雑なメソッド開発を必要としない、水湿潤性 のOasis PRiME MCX 強陽イオン交換/逆相充塡剤に基づいた、確立された一般的な 3~4 ステップ SPE プロトコール。 pKa ≧ 4.5 の塩基性化合物をターゲットにしたクリーンアップが可能です。 当メソッドは特許出願中です。 より綺麗に: よりシンプルな方法により、マトリックス効果、イオン化抑制、カラム寿命の短縮、メンテナンス頻度の増加およびLC/MS定量における結果の変動の主な原因であるリン脂質を最大99% 除去します。Oasis PRiME MCX では、このリン脂質除去プロトコールについての QC 試験が実施されています。 より速く: カートリッジおよびプレートは、デバイス間の流量再現性を高めるために最適化できるように設計されており、処理時間の予測が立てやすくなります。コンディショニングと平衡化ステップは必要ありません。 |
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Oasis PRiME MCX の 3~4 ステッププロトコールOasis PRiME MCX メソッドは、マトリックスをサンプルから除去しながら、塩基性化合物を捕捉し、濃縮するように設計されています。3 ステップメソッドは、クリーンにするための最もシンプルな方法です。必要に応じて、4 ステップメソッドは、更にマトリックスを除去するために追加の洗浄ステップを含んでいます。 |
Oasis PRiME HLBOasis® PRiME HLB は、ルーチン分析に新たな性能基準を打ち立てる、これまでに類を見ない固相抽出 (SPE) 製品です。独自の Oasis PRiME HLB 固相 (特許出願中) では、より純度の高いサンプルをより短時間且つより少ない労力で得ることができます。研究者の間では、最短の時間でより純度の高いサンプル前処理溶液を得ることができ、簡単に実施できるサンプル前処理メソッドが望まれています。Oasis PRiME HLB は、よりシンプルなメソッド、より純度の高いサンプル、そしてより短時間のプロトコールを提供することでこれらのニーズを満たすために、Oasis HLB テクノロジーを基盤として開発されました。 |
Oasis PRiME HLB のメリット:
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Oasis PRiME HLB の 2 ステッププロトコールによる食品マトリックスの除去
多成分分析に 2 ステップパススループロトコールを使用することによる、更なるメリット: 前処理メソッドの開発が不要 - 同一のパススループロトコールをさまざまな農薬、動物用医薬品または自然毒の分析に適用できます。 時間を節約できるプロトコール - QuEChERS 抽出後のクリーンアップメソッドとして使用します。優れたクリーンアップを達成しながらも、従来の分散固相抽出 (d SPE) メソッドと比べて大幅に時間を短縮できます。 装置アップタイムの向上 - きれいなサンプルを使用することで、システムへのマトリックス混入が防止されるため、装置のアップタイムが長くなります。また、メンテナンスにかかる時間も短縮されます。 使いやすい柔軟なフォーマット - 従来型のカートリッジを減圧および加圧マニホールドで使用できます。 “Plus”型カートリッジは、シリンジに接続した場合はマニホールドを使用せずに使用可能です。
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方法論固相抽出 (SPE) メソッド開発は、目的の分析種の性質と相対濃度および干渉する可能性のある内因性化合物というサンプルマトリックスついて理解することから始まります。ロード、洗浄、および溶出ステップに適切な固相と溶媒を選択することで、信頼性と選択性の高い堅牢なプロトコールを作成することができます。ウォーターズのアプリケーションケミストは、このプロセスを能率的に行うための複数のアプローチを考案しました。 |
Oasis 2×4 メソッド酸、塩基、および中性分析種用に SPE 固相とプロトコールを選択する Oasis 2×4 メソッドでは、マトリックス成分とサンプルのばらつきを取り除くことで最高純度のサンプル前処理溶液を得ることができます。2 つのプロトコールと 4 つの固相を使用することにより、分析に干渉する可能性のあるマトリックス成分を除去しつつ、酸、塩基、中性化合物を高い SPE 回収率で柔軟に抽出できます。このフローチャートで概説されるシンプルなステップに従えば、高い回収率を達成し、最高純度の抽出物を得ることが可能です:
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Oasis 製品は、お客様の SPE に関するニーズを満たし、問題を解決するために幅広いボディフォーマットでご提供しています。
Oasis μElution プレート |
96 ウェル抽出プレート |
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シリンジバレル型カートリッジ |
ガラスカートリッジ |
オンラインカラムおよびカートリッジ |
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2010年9月16~17日に熊本で開催された日本食品衛生学会学術講演会における多数の発表の中から興味深かった動物用医薬品関連の発表2報、グリシドール脂肪酸エステル類の発表1報をご紹介いたします。
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チーズやヨーグルトなどの乳酸発酵食品に使用される抗菌ペプチドナイシンは添加物としての表示が必要です。
厚生労働省ナイシン試験法の精製方法はこちら
誰にでも簡単に最もきれいなサンプル調製が可能になりました。測定対象成分の性質を入力すると最適固相と推奨プロトコールが自動回答されます。
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