カラムケミストリー:表面チャージハイブリッド (Charged Surcface Hybrid)

ウォーターズの最新 XSelect HPLC カラム製品:

• XSelect CSH C₁₈ カラム – 他の C₁₈ 充塡剤と異なる選択性が得られる汎用カラム
• XSelect CSH Fluoro-Phenyl カラム – 特に低pH移動相用いた場合に、選択性の違いを最大化し、分析法開発における柔軟性を提供
• XSelect CSH Phenyl-Hexyl カラム – 従来の逆相カラムと異なる選択性を提供し、分析法開発における重要なツール

カラムケミストリー:ハイストレングスシリカ

• XSelect HSS C₁₈ カラム – 市販で最も低 pH 移動相に対して安定な固定相で、従来の固定相で問題となっていたピーク形状の問題に悩まされることはありません
• XSelect HSS C₁₈ SB カラム – 塩基性および塩基性以外の化合物を含む複雑な混合物の低 pH 条件下における分離に向けてデザイン
• XSelect HSS PFP カラム – 十分にエンドキャッピング処理した高官能基密度C₁₈ 固定相と異なる選択性が必要な低 pH 条件の分離のためにデザインされた、エンドキャッピング無しのシリカベースカラム
• XSelect HSS CN カラム – 塩基性化合物の卓越したピーク形状と非常に長いカラム寿命を実現する超高性能汎用プロピルシアノ結合相

選択性の向上

分析法開発におけるクロマトグラフィーの分離パターン変更には、選択性と保持挙動の変更が用いられます。XSelect シリーズの固定相では、複数のパーティクル基材を用いることで、幅広い化合物に対して適した選択性および保持を達成できます。XSelect シリーズの HSSおよび CSH パーティクルは、酸性、塩基性、中性化合物の選択性を向上します。XSelect CSH Phenyl-Hexyl カラムでは、ルイス塩基との二次的相互作用よりも逆相相互作用の方がより強調されます。 XSelect HSS C₁₈ SB カラムは、低 pH 移動相を用いて塩基性極性化合物の保持向上が得られるように開発されました。 一般的な C₁₈ 固定相と比べて、XSelect HSS T3 カラムでは極性化合物の保持が向上します。

分取精製

XSelect CSH カラムは、スケーリング可能で多様性に富んでいるため、分取精製において強力な分析法開発ツールとして用いることができます。CSH 固定相に使用されるハイブリッド基材は、業界内で最も耐圧性が高いことで定評があります。堅牢な性能と OBD 充塡テクノロジーを組み合わせることで、幅広い操作条件下において卓越した寿命を実現するカラムが製造できます。スケーリング可能なカラムの設計により、溶媒の使用量やフラクションの量を削減するために短くて細い分取カラムも選択できます。

VanGuard カラムプロテクション

製薬、天然物、環境、化学工業などの分析における複雑なサンプルマトリックスは、分析カラムの寿命を短くし、予想よりも早くクロマトグラフィー性能を劣化させてしまうことがあります。ウォーターズの VanGuard カートリッジカラムは、クロマトグラフィー性能を低下させることなく、移動相中に存在する可能性のある微粒子や化学的汚染を除去することで、分析カラム性能を向上させます。

詳細情報

ACQUITY UPLC & XSelect Peptide CSH C18 (130A) カラム

ウォーターズの表面チャージハイブリッド (Charged Surface Hybrid: CSH) パーティクルを採用したペプチド分析用カラムです。卓越したペプチドのローディングキャパシティで、0.1% ギ酸もしくは0.1% TFA 含有の溶離液どちらを使用しても高いピークキャパシティを維持できます。10,000 Da 以下のペプチドに適しており、BEH C₁₈ (130) 充塡剤とは異なる分離選択性が得られます。アプリケーションのニーズに応じて選択できる、スケーリング可能な1.7 μm、3.5 μm、2.5 μm XP および分取用5 μmをラインアップしています。バリデートした分析法においてカラム間の一貫性を確保するために、0.1% ギ酸含有溶離液を用いてシトクロム C トリプシン消化物で充塡剤ゲルの QC 試験を実施しています。