ACQUITY UPLC I-Class/Xevo TQD IVD システム:チミジル酸合成酵素についての分析性能
体外診断(IVD)目的です。一部の国/地域では提供されていません。
はじめに
Waters ACQUITY UPLC I-Class/Xevo TQD IVD システムにより、ヒト生体液マトリックス中の有機化合物の定量が可能になります。
本ドキュメントでは、血漿中の 5-フルオロウラシルの分析における ACQUITY UPLC I-Class/Xevo TQD IVD システムの分析性能の試験について説明します。

実験方法
ACQUITY UPLC I-Class/Xevo TQD IVD システムを MassLynx IVD(v4.1)で制御し、TargetLynx アプリケーションマネージャーを使用してデータを解析しました。血漿中に市販のレファレンス物質をスパイクして、キャリブレーション試料および品質管理試料を調製し、以下の条件でサンプルを処理しました。
サンプル前処理の条件
サンプル 50 µL を酸性化した酢酸エチルで液-液抽出し、続いて溶媒を 0.1%ギ酸水溶液に交換してから分析を行いました。
LC 条件
カラム: |
ACQUITY UPLC HSS PFP 1.8 µm、2.1 mm × 100 mm |
移動相 A: |
水 |
移動相 B: |
アセトニトリル |
流速: |
0.4 mL/分 |
グラジエント: |
2% B で 0.5 分間ホールド、1.5 分間で 2 ~ 60% B、98% B で 0.5 分間ホールド、98% A で 0.5 分間ホールド |
MS 条件
分解能: |
MS1(0.75 FWHM)、MS2(0.75 FWHM) |
取り込みモード: |
MRM |
極性: |
ESI(-) |
結果および考察
ACQUITY UPLC I-Class/Xevo TQD IVD システムでのブスルファンの性能特性を表 1 に示します。ブスルファンの分析のクロマトグラフィーを示すクロマトグラムを図 1 に示します。


結論
Waters ACQUITY UPLC I-Class/Xevo TQD IVD システムにより、血漿中の 5-フルオロウラシルの分析において、分析的感度および精度が得られることが実証されました。
免責事項
ここに示す分析性能データは、説明のみが目的です。ウォーターズは、ここに記載されている分析種の分析を推奨も示唆もしません。これらのデータは、液体クロマトグラフィーおよびタンデム質量分析を使用して一般的に分析する分析種を代表するものに対する、システムの性能を実証することのみを目的としています。個別のラボでの性能は、ラボの分析法、使用する材料、内部オペレーターが使用する手法、システムの状態など、さまざまな要因によって異なる可能性があります。本書は、明示的または黙示的を問わず、この分析での分析種の試験を含む、市場性や特定の目的への適合性を保証するものではありません。
720006305JA、2023 年 6 月改訂