イオン化可能な領域を拡大UniSpray™イオン源は、独自の形状によって、より小さい液滴を生成して脱溶媒を促進できるよう、いくつかの異なるメカニズムを備えています。これらの効果が組み合わさった結果、エレクトロスプレーなどの従来のイオン化モードと比較して、同じ量のサンプルからより多くのフリーのイオンが生成され、幅広い領域の化合物に対してレスポンスが向上します。 分析対象領域の拡大とレスポンス向上の可能性から、複数の分析メソッドを1つに統合することができ、あるいは分析対象ごとにイオン源を交換する必要がなくなり、その結果、時間の節約やラボの生産性向上が可能となります。 |
堅牢で、再現性が高く、使いやすいUniSpray イオン源では、一体型のプローブ設計と独自のプローブアジャスタによって最適化が容易になっており、さらに工具を使用せずに日常的なメンテナンスを行えるため、誰が操作、メンテナンスしても同じ結果が得られます。タンパク沈殿除去血漿に添加したカフェインの 1,000 回連続分析の結果、全体の RSD は 3% 未満でした。 |
最新のタンデム四重極型質量分析計との組み合わせによって、難易度の高い化合物にも対応UniSprayイオン源は、ウォーターズの最も高感度な質量分析計である Xevo TQ-XS と互換性があります。Xevo TQ-XS には、難易度の高い化合物に対して感度を向上させる StepWave XS™ イオンガイドと、6 桁に及ぶリニアダイナミックレンジで感度を確保する高度な検出システムが搭載されています。UniSpray イオン源を Xevo TQ-XS と組み合わせることで、極めて高感度な分析の領域が拡大され、より幅広い範囲の分析対象を一度にイオン化できるため、イオン源を交換することなく、以前よりも多くの化合物の分析結果を得ることができます。 |