MaxPeak High Performance Surfaces(HPS)を採用した、オートサンプラー対応の QuanRecovery バイアル&プレートは、非特異的吸着(NSB)やイオン性相互作用によるサンプルの損失を抑えることで、LC-MS によるペプチドおよびタンパク質の定量において要求される、極めて高い感度と再現性をお客様に提供できるよう設計されました。これらの影響を最小限に抑える QuanRecovery 製品を用いることで、以下が達成できます:
ペプチドおよびタンパク質の LC-MS 分析の改善非特異的吸着やイオン性相互作用によるペプチドの損失は、pI や疎水性などの多くの性質に依存するため、予測することが困難な場合があります。ここに示したのは、4 種類の異なるペプチドの回収率です。デスモプレシンの回収率はサンプル容器の影響を受けていませんが、グルカゴン、インスリン、メリチンでは、ガラスや標準的なポリプロピレン容器への非特異的吸着およびイオン性相互作用による、様々な損失が観察されました。 MaxPeak HPS を採用した QuanRecovery バイアルおよびプレートを使用することで、それらのペプチドの損失を抑え、高い回収率と再現性を実現できます。 是非ご利用ください!吸着を回避してください! |
高濃度および低濃度サンプルにおける回収率と感度の向上生体分子サンプルの損失は、低濃度において問題となります。しかし、高濃度においても、非特異的吸着やイオン性相互作用がサンプルの損失を引き起こすことがあります。 QuanRecovery プレートと標準的なポリプロピレン容器それぞれに1 ng/mL のグルカゴンを保管して感度を比較すると、QuanRecovery プレートでは 11 倍の感度が観察されました。さらに、より高濃度(100 ng/mL)のインスリンで同様の容器の比較を行った結果、標準的なポリプロピレン容器に対し QuanRecovery プレートでは 2 倍の感度が観察されました。 この結果は、低濃度だけでなく高濃度においても、感度、回収率、再現性が影響を受けることを意味します。 MaxPeak HPS を採用した QuanRecovery バイアル&プレートは、お客様のサンプルを守り、分析結果を改善します。 |
ペプチドおよびタンパク質の分析は簡単ではありません。多くの場合、1 つのサンプルに必要な分析の数によって、サンプル容量が制限されることがあります。場合によってサンプルは、内因性のマトリクス成分を除去しながらターゲットペプチドの特異性を高めるために、固相抽出などのクリーンアップを必要とします。これは、感度を上げるためにサンプルを濃縮する場合にも使用されますが、結果としてサンプル容量が少なくなります。
QuanRecovery バイアル&プレートは、この課題を念頭に置いて、LC-MS を使用する科学者向けに、貴重なサンプルから確実に価値ある情報を得るように設計、開発されました。
低残存量のオートサンプラー対応フォーマットにより、少容量のサンプルを最大限に活用できます。
MaxPeak High Performance Surfaces(HPS)MaxPeak High Performance Surfaces(HPS)は、サンプルの損失の原因となる分析種/表面の相互作用を最小限に抑えることで、分析種の回収率、感度、再現性を向上させるように設計された革新的なテクノロジーです。 |